高屋良樹(旧ペンネーム:ちみもりを)は秋田県出身、1960年生まれの漫画家です。立正大学文学部在学中から漫画研究会の中心にいて、同期には後に大手漫画家となる御茶漬海苔がいました。学生時代から鉄人28号やイデオンなど、ロボット・SF作品を愛好していたことが、後の創作活動の礎になっています。1983年に『レモンピープル』でちみもりを名義でデビュー後、アダルト誌での執筆を重ねました。代表作『
強殖装甲ガイバー』の連載開始以降は、その執筆にほぼ専念することになり、結果として寡作な作家となっています。千葉県柏市を拠点に、現在も活動を続けています。
高屋良樹の代表作は『
強殖装甲ガイバー』ですが、現在も連載中なのが『
冥王計画ゼオライマーΩ』です。本作は2007年完結した『冥王計画ゼオライマー』の続編で、少女・渡瀬美久が謎の巨大ロボット・鉄神Xダイバーを操り、襲い来る謎の敵と戦うストーリー。1999年のアニメ版設定をベースにしており、学園ものとしての日常と、大規模なロボットバトルを融合させています。作風の特徴は、少年・少女が成長の過程で超常的な力と向き合う物語、SFとロボット、そして心理描写を組み合わせた重厚なストーリーテリングです。学生時代から好んでいたロボット漫画の影響が色濃く反映されています。
高屋良樹の作品は、複雑な設定と重みのあるストーリーが特徴なため、腰を据えて読む準備が大切です。『
冥王計画ゼオライマーΩ』は、前作『冥王計画ゼオライマー』の知識があると背景理解が深まりますが、単体でも入門作として成立します。現在も『月刊コミックリュウ』で連載中であり、電子版・紙版ともに入手が可能です。作者が一つの作品に長年取り組むため、新作の発表は限定的ですが、その代わりに設定の深さと物語の充実度が高いことが期待できます。ロボットSFと心理ドラマの融合を求める読者向きの作家です。