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こうの史代の作品一覧

こうのふみよ

戦争と日常を静謐に描く、広島発の漫画家

どんな作家?

こうの史代は1968年広島県広島市出身の漫画家・イラストレーター。広島大学理学部を中退後、2001年に放送大学教養学部を卒業し、その後漫画の世界へ入った異色の経歴を持ちます。現在は比治山大学美術科の客員教授も務めており、教育活動と創作の両立を図っています。故郷である広島への深い関心が創作の根底にあり、とりわけ原爆投下と戦後の営みを題材とした作品群で知られています。2003年のデビュー直後から大きな評価を受け、多くの作品が漫画の枠を超えて映画化・ドラマ化されるなど、現代漫画を代表する作家の一人です。

代表作と作風

『夕凪の街 桜の国』は、広島への原爆投下から10年後、40年後、60年後という複数の時間軸で物語を構成。戦後の日常風景に原爆の影がどう映り込むか、心に残る生き残りの負い目と後遺症への恐怖をリアリティ豊かに描き、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞と手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。出世作となった『この世界の片隅に』は、舞台を近隣の軍港・呉に移し、より長編的な構成で戦争下の人間の営みを丁寧に追います。両作品とも劇場映画化やテレビドラマ化されており、漫画の表現力の高さが多くの人に認識されています。一方『ぼおるぺん古事記』は古事記を題材とした作風の転換を示す作品。どの作品でも、こうのの細密で柔らかい線、丹念な背景描写、時間の流れへの向き合い方が特徴です。

この作家を読むなら

『夕凪の街 桜の国』は全1巻(98ページ)の読みやすい中編で、こうの史代の本質を最も簡潔に味わえるため、最初の一冊として最適です。その後『この世界の片隅に』を上・中・下巻または前編・後編で追うのがよいでしょう。前者は2004年の発表から20年を経たいまも版を重ね、新しい装丁版も出ています。後者も2008年から複数の形式で刊行されており、入手は容易です。歴史的背景への理解があるとより深く作品を味わえますが、漫画としてのストーリー性と表現力だけでも十分に引き込まれる作品ばかり。戦争文学として、また日本の代表的ロングセラー漫画として、現在も多くの読者に支持されています。

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こうの史代に関するよくある質問

こうの史代の最新作は何ですか?
最新作は『コミックいわてなななっ』(2025年9月1日時点)です。
こうの史代の代表作・人気作は何ですか?
レビュー数の多い代表作は『夕凪の街 桜の国』、『この世界の片隅に』、『ぼおるぺん古事記』などです。
こうの史代の漫画はどこで読めますか?
こうの史代の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。