伊緒直道は大阪府出身の漫画家で、2011年に『
月刊サンデーGX』でのデビューから、小学館の少年誌やWEBコミック誌を中心に活動しています。第29回GX新人賞受賞の経歴を持ち、デビュー作『ゾンビ・ア・バーソン・アウト』から、その後の作品展開へ繋がる多彩な企画力を見せています。特に注目されるのは、ライトノベルのコミカライズから時事ネタの創作まで、幅広いジャンルに挑戦する姿勢です。SNS での創作活動にも積極的で、2018年の「語彙の少ないグルメ漫画」や2020年のコロナ関連漫画など、社会現象を素材にした作品がたびたび話題になっています。ゲーム好きで、特にロックマンシリーズを愛好することも知られています。
最大の代表作は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』で、渡航のライトノベルを2013年から10年近く連載しました。この作品はコミカライズながらも、原作世界を漫画表現で丁寧に再現したことで多くのレビューを集めています。その後『
I AM SHERLOCK』ではネーム担当として参加し、高田康太郎との分業体制で新たな挑戦を見せました。2023年より『平成ヲタク リメンバーズ』で、2006年にタイムリープしたオタクを題材とした独自の企画作を連載開始。伊緒直道の作風は、ラブコメなどの既存作品の映像化から、ユニークな着眼点のオリジナル企画まで、幅広い守備範囲が特徴です。細かいキャラクター表現と、時代や社会への視点を組み合わせた作品が多い傾向にあります。
ラブコメ好きなら『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』から入るのが最適です。全22巻と長めですが、完結済みなので最初から最後まで通して楽しめます。原作ファンでもコミカライズの味わい方を新たに発見できるでしょう。伊緒直道のオリジナル企画に興味があれば、『平成ヲタク リメンバーズ』から始めるのも良い選択肢です。近年作品のため最新の単行本も揃いやすく、『
ゲッサン』での連載という入手性の良さも利点です。短編的な企画作品も含め、SNSで話題となった作品の多くも確認可能なため、まず短編から試してから長編へ進む読み方もお勧めします。小学館からの刊行が大半のため、図書館での検索も比較的容易です。