水上悟志は大阪府出身の漫画家で、大阪総合デザイン専門学校漫画学科を卒業後、漫画の道へ進みました。1980年生まれ。『
ヤングキングアワーズ』での連載を経て、『
惑星のさみだれ』で大きな注目を集めました。その後も『
戦国妖狐』『
スピリットサークル』など、複数の中長編作品を手がけ、着実に作家としての地位を確立しています。水上の作品は、キャリアを通じて壮大な世界観と深いテーマを扱う傾向が強く、単なるエンタメに留まらない物語構成が特徴です。
『
惑星のさみだれ』は、平凡な少年が言葉を話すトカゲから世界を救う騎士の一人に選ばれ、個性的なメンバーと共に世界規模の脅威に立ち向かう物語です。完結済みの傑作として高く評価されており、レビュー数も最多の204件を記録しています。『
戦国妖狐』は200年を生きる妖狐と人間嫌いの仙道の少年が、戦国時代を舞台に人と妖怪の歪んだ関係に立ち向かう作品。『
スピリットサークル』は現代を舞台に、霊感を持つ少年が過去生の記憶へ導かれる冒険活劇です。共通して、水上の作品には輪廻転生や因果関係といった深いテーマが織り込まれ、キャラクター間の関係性が丁寧に描かれます。また独特の世界観設定と、ファンタジー的要素を現実世界や歴史世界に織り交ぜる手法が作風の核となっています。
初心者なら完結済みの『
惑星のさみだれ』(全10巻)から入るのがお勧めです。完成度の高い物語として完結しているため、世界観や作風を効率よく味わえます。その後、『
戦国妖狐』で水上の歴史冒険ファンタジーの手腕を、『
スピリットサークル』で現代を舞台にした輪廻転生ものの面白さを追っていくと良いでしょう。『
戦国妖狐』と『
スピリットサークル』はいずれも連載中(またはその後も展開がある)なので、最新刊情報を確認して読み進めることをお勧めします。水上の作品は世界観が豊かで読み応えがあるため、じっくり腰を据えて読む価値のある作家です。