宮川サトシは岐阜県出身の漫画家・漫画原作者で、1978年生まれ。南山大学法学部を卒業後、地元で学習塾を経営していましたが、漫画家志望で2012年に上京しました。漫画教室で技術を磨き、2013年に『月刊コミック@バンチ』で『
東京百鬼夜行』によるデビュー。同年、自伝エッセイ『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』をWEBコミックサイト『くらげバンチ』で連載開始し、その後舞台化・映画化されるなど大きな注目を集めました。以来、エッセイ漫画から娯楽作品まで幅広いジャンルの原作を手がけています。
宮川の代表作『
宇宙戦艦ティラミス』は、作画・伊藤亰とのコンビによるギャグ漫画で、アニメ化・舞台化を実現し高い人気を獲得しました。『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』は、母の喪失という深刻なテーマを誠実に描きながらも、そこに温かみと時にユーモアをもたらすエッセイ漫画です。近年は『
ワンオペJOKER』でDCコミックス公認のもとジョーカーが赤ん坊のバットマンを育てるコメディ、『
SUPERMAN vs飯』でスーパーマンの日常食を題材にした作品など、実在のキャラクターやテーマを大胆に再解釈する傾向が強まっています。共通する特徴として、重いテーマとポップな表現、日常の些細さと人生の本質を同時に描く姿勢があります。
宮川サトシの作品は、エッセイ漫画を通じた深い思考ものと、娯楽性に富んだギャグ漫画の二つの系統があります。人間的な温かさを求めるなら『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』から始めるのが入門に最適です。続いて代表作『
宇宙戦艦ティラミス』でユーモアのセンスを確認できます。現在、宮川の作品の多くはWebコミックサイト『コミックDAYS』や『
モーニング』『
イブニング』などの新潮社・講談社の媒体で連載中で、電子版で比較的容易にアクセス可能です。複数作の同時連載を行う活動的な作家であり、新作情報は各連載媒体で更新されています。