橋本智広は1976年生まれ、熊本県水俣市出身、愛知県尾張旭市育ちの漫画家です。1998年に上京し、福本伸行のアシスタントとして漫画修行を開始。2004年にパチスロ雑誌『パチスロ ミリオンキング』に掲載された「アシスロ」でデビューを果たしました。当初は「橋本省吾」のペンネームで活動していましたが、2015年からの『
中間管理録トネガワ』連載開始に合わせて、本名の「橋本智広」へと改めています。長年にわたってパチンコ・パチスロ雑誌を中心に作品を発表してきた職人気質の作家であり、師匠・福本伸行との繋がりが現在の代表作にも直結しています。
代表作『
中間管理録トネガワ』は、福本伸行の『
賭博黙示録カイジ』に登場する利根川幸雄を主人公としたスピンオフ作品です。帝愛グループの幹部でありながら、暴君である兼藤会長の機嫌を最も身近で気にしなければならない、中間管理職としての利根川の苦悩と葛藤がコミカルに描かれています。橋本智広は同じくアシスタント経験者・三好智樹と作画を分担し、本編の『
カイジ』シリーズに似せた絵柄を継承しながら、ユーモアを交えたキャラクター描写が特徴です。また『
極上!サウナめし』や『
今宵の悪魔定食』といった飲食を題材とした作品も手がけており、日常の中の人間関係や心理を軽妙なタッチで描く作風が共通しています。
橋本智広の入門作として最適なのは『
中間管理録トネガワ』です。『
カイジ』シリーズを読んでいなくても利根川というキャラクターの葛藤が十分に伝わる構成になっており、福本伸行ファンはもちろん、職場での人間関係に共感できる幅広い読者層に支持されています。本作は『
月刊ヤングマガジン』と『コミックDAYS』で連載された後、単行本10巻で刊行されており、紙版・電子版ともに入手しやすい状況です。作風をより広く知りたい場合は『
極上!サウナめし』などの短編作品も参考になります。