たもつ葉子は、オカルトや超常現象を題材にした作品を多く手がける漫画家です。KADOKAWAの月刊漫画雑誌『月刊Asuka』でのデビュー後、Webコミック配信サイト『コミックNewtype』での連載を経て、現在も複数の作品を連載中。代表作『
真夜中のオカルト公務員』は2015年の開始から長く愛され、2021年8月時点で単行本累計発行部数130万部を突破するなど、読者からの支持が厚い作家です。オカルトという一見とっつきにくい題材を、公務員という身近な職業と組み合わせることで、独特の世界観を構築しています。
最大の代表作は『
真夜中のオカルト公務員』です。妖怪や精霊といった「アナザー」と呼ばれる超常的存在に対応する東京の公務員たちを描いた作品で、新人職員・宮古新が同僚たちと共に様々な怪異に対処していく物語。ファンタジー的要素と現実的な公務員業務のギャップが魅力的です。他の作品『
よつば男子寮戦線』『
魔法使いの犯罪捜査』『
アガリビトの後始末』なども、超常現象や魔法といった非日常的な設定を日常的な背景(寮生活、犯罪捜査、日々の業務など)と組み合わせています。たもつ葉子の共通する作風は、奇想天外な設定でありながらも、そこに登場する人物たちの人間関係や葛藤に丁寧に向き合う点にあります。
『
真夜中のオカルト公務員』が最良の入門作です。長く連載された17巻の完結作で、世界観も確立しており、多くのレビューが集まっていることからも読みやすさが伺えます。現在も単行本は入手可能で、新装版や電子版など様々な形式で読むことができます。オカルトやファンタジー要素に興味があれば、『
魔法使いの犯罪捜査』『
アガリビトの後始末』といった他の作品へ進むことで、たもつ葉子の多彩な題材の扱い方を楽しめます。いずれの作品も連載中のものが多いため、定期的に新刊の発売を追いながら読み進めるのも良いでしょう。