青木U平は東京都練馬区出身、現在は石川県金沢市を拠点に活動する漫画家・漫画原作者です。小学3年生の頃から漫画家志望を抱き、同6年生時には『コミックボンボン』に短編や似顔絵を掲載されるなど、早期から創作活動に取り組んでいました。しかし正式なデビューまでには約25年の年月を要したと述べており、その間の多くの時間を漫画家・玉越博幸のアシスタントとして過ごし、創作技法を磨いてきました。かつて木多康昭の作品『平成義民伝説 代表人』のアシスタント(当時は青木裕平名義)も務めています。人間関係に難さを感じることから、この職業を選んだと自ら語るなど、独特の視点を持つ作家です。
青木U平の作風を特徴付けるのは、映画からの明確な影響です。初の連載作『
フリンジマン』や『
服なんて、どうでもいいと思ってた。』には、愛好する『ハングオーバー!シリーズ』の要素が組み込まれており、『
フリンジマン』内のある場面では『スピード』や『サブウェイ123 激突』といった映画作品を参考にした演出が施されています。現在の代表作『
アフタヌーン』は150巻を超える長期連載中の主力作であり、多くのレビューを集めています。『
酩酊!怪獣酒場』のように、ユニークな設定を軸にしたユーモア作品、『
ミワさんなりすます』といった人間関係を中心にした作品など、多様なジャンルに手を広げながら、映画的な構成感覚と時代的視点を漫画に翻訳する創作姿勢が一貫しています。
青木U平の作品はいくつもが連載中であり、最新の創作意欲が常に反映された状態で読むことができます。入門作としては、レビュー数が多く連載中の『
アフタヌーン』から始めるのが自然な選択肢になるでしょう。また『
酩酊!怪獣酒場』のような短編的な設定の作品は、作風を手軽に試しやすい利点があります。長年のアシスタント経験を経てデビューした作家ということもあり、完成度の高い構成と映画的な面白さの取り入れ方が随所で感じられます。複数の作品が並行連載中であるため、自分の気分や好みに応じて複数の作品を選んで読み進めることも可能です。