あゆま紗由は、女の子キャラクターの表情と仕草を丁寧に描くことで知られる漫画家です。物心ついた頃から絵を描き続け、中学時代にペンタブを購入したことで漫画制作を本格化させました。当初はギャルゲーのイラストに熱中していましたが、大学受験終了後に時間的余裕が生まれたことをきっかけに、同人誌制作に着手。影響を受けた作家はN!θで、サークル「ヤモセブン」として同人活動も続けています。デビューまで全年齢向け作品のみを手がけていましたが、『COMICポプリクラブ』での掲載を機に男性向けジャンルへ進出。丸顔でまん丸い口の女の子を描く特徴的な絵柄を持っています。
最高峰の人気作『
俺のお嫁さん、変態かもしれない』は、主人公と妻のラブコメディで、妻の表情豊かな反応と恥じらいの描写が魅力です。『
異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに』では、複数のヒロインと主人公の関係性を柔らかなタッチで展開させています。作風の共通点は、恥ずかしさを感じながらも相手のことが大好きだからこそ頑張る女の子たちを描くという一貫したテーマです。表情と仕草に力点を置き、ハッピーなラブ展開を目指しており、幸せそうな女の子を描いている時が最も楽しいと語っています。シンプルながら親しみやすい画風で、キャラクターの感情変化を繊細に表現することが特徴です。
入門作は最もレビュー数が多い『
俺のお嫁さん、変態かもしれない』がおすすめです。夫婦のやり取りを中心とした分かりやすいストーリーと、あゆま紗由の持ち味である表情描写が存分に活かされています。次に『
異世界帰りのおっさんは父性スキルでファザコン娘達をトロトロに』で、複数キャラクター描写の幅を楽しむ流れが良いでしょう。いずれも連載中で、続刊が順次刊行されています。短編作品『
姉小路直子と銀色の死神』も個性的な作風を知る手がかりになります。同人活動も継続中なので、サークル「ヤモセブン」の活動もチェックすることで、作家の多角的な魅力に触れられます。