最も高い評価を受けているのは『さらば、やさしいゆうづる』で、短編集「Good-by,My Sweet Crane and Three Short Stories」を含む作品です。『かみのすまうところ。』は全3巻で完結した作品で、読者の支持が厚く、有永イネの創作の方向性を示す重要な作品となっています。『最果てアーケード』は現在連載中の2巻作で、やはり人気を集めています。長期連載『ヒバナ』は全30巻に及ぶ大作です。さらに『鬼さん、どちら』といった連載作品も展開しており、幅広いテーマを扱っています。共通する作風として、現実と非現実の境界線上にある不思議な世界、静かで透明感のある雰囲気、人間関係の繊細な描写が挙げられます。日常の中に潜む非日常、あるいは幻想的な設定の中の人間らしさを丁寧に描き出す表現が特徴的です。