葉賀ユイは漫画家としてイラストレーター業を手掛けながら、ハガユイ名義で小説も執筆する多才なクリエイター。特にライトノベルの漫画化を手掛けることが多く、原作の世界観をいかに読者に伝えるかという点で高い評価を受けています。月刊少年エースなどの媒体での連載実績があり、複数の作品を同時進行させるなど、安定した仕事量をこなしています。イラストレーターとしての経験が生かされた、キャラクターの表情やポーズの描写に定評があり、ライトノベルのコミカライズという難しい領域で存在感を放つ作家です。
最大の代表作は『
バカとテストと召喚獣』。井上堅二のライトノベルを漫画化した本作は、学力による階級制度と試験で生み出したアバターが戦う「試験召喚戦争」という独特の設定を、テンポよくコミカルに描いています。最底辺クラスの少年たちの奮闘をコメディタッチで描きながら、キャラクター間の関係性をしっかり表現するバランス感覚が魅力。その他『
ロッテのおもちゃ!』『
サクラ*ナデシコ』など複数の作品を手がけており、共通して日常の何気ないシーンでのキャラクター表現が丁寧。オーバーなリアクションと自然な心理描写を併せ持つ絵柄で、原作の持つ空気感を漫画化作品として昇華させています。
葉賀ユイの作品を知るなら『
バカとテストと召喚獣』から始めるのが最適です。圧倒的なレビュー数と長期連載実績があり、入門作として申し分ありません。コミックス15巻まで刊行されており、継続して購入できる環境が整っています。ライトノベルのコミカライズ版であるため、原作小説との違いを楽しむのも一つの読み方。その後『
ロッテのおもちゃ!』や『
バカとテストと召喚獣 SPINOUT!』などのスピンオフ作品へ進むのも良いでしょう。どれも月刊少年エースなどの主流媒体での連載作品で、比較的入手しやすいのが利点です。