小川麻衣子は1986年生まれ、福岡県福岡市出身の漫画家です。プロ活動初期には「asaki」の名義で東方Projectの同人誌活動を行い、同人界から商業誌へ活躍の場を広げました。現在は東京都日野市に在住しており、小学館の『
ゲッサン』を主な連載誌として活動しています。作家としての立ち位置は、同人文化と商業漫画の双方を経験した世代ならではの自由度のある作風を特徴としています。プライベートでは酒と肉料理を好み、『
ゲッサン』の巻末コメントでもそうした嗜好が度々登場するなど、親しみやすいキャラクターが伝わってきます。
最大のレビュー数を誇る『
ひとりぼっちの地球侵略』は、地球侵略に来た宇宙人の少女と、彼女から心臓を与えられた地球人の高校生の関係を中心に据えた物語です。SF設定と日常的なやり取りが融合し、二人の日常と戦いが並行して描かれていきます。『
とある飛空士への追憶』では異なる世界観ながら、やはり登場人物たちの絆が物語の核となっています。『
魚の見る夢』『
てのひら創世記』『
波のしじまのホリゾント』といった作品でも、独特の世界設定と、そこに暮らす人物たちの関係性を丹寧に描く傾向が一貫しています。小川麻衣子の作風は、ファンタジーやSF的な設定の中でも、キャラクター同士の温かみのあるやり取りや、人間関係の繊細さを大切にする点に特徴があります。
入門には最も知名度が高い『
ひとりぼっちの地球侵略』がおすすめです。15巻まで刊行されており、現在も連載中のため最新話を追える魅力があります。小学館『
ゲッサン』での連載作品が中心となっているため、同誌のバックナンバーでも作品に出会うことができます。SF的な設定が好みなら『
ひとりぼっちの地球侵略』から、より異なる世界観を求めるなら『
とある飛空士への追憶』へと進むのも良いでしょう。現在連載中の作品が複数あり、単行本化の形式と連載の進行状況はそれぞれ異なります。各作品の最新刊の刊行状況は各書店やオンライン書店で確認することをおすすめします。