環方このみは京都府出身の漫画家で、2006年に『ちゃおDX』冬号掲載の『レンズごしのホント』でデビューしました。以来、小学館の少女漫画誌『
ちゃお』や『ちゃおDX』を主な舞台に活動を続けています。作品に動物を登場させることを特徴としており、単なる背景ではなく、ストーリーの重要な要素として動物を描いてきました。2015年に『
ねこ、はじめました』の連載を開始し、この作品は瞬く間に人気を集め、2020年には第65回小学館漫画賞児童向け部門を受賞。2022年時点で累計発行部数40万部を突破するなど、少女漫画界での地位を確立しています。
環方このみの代表作『
ねこ、はじめました』は、男子高校生・和代尚が交通事故をきっかけに猫の体に入れ替わるという非現実的な設定から始まります。猫社会の厳しさを経験する尚が、チカという少女と出会い、二転三転する人生を歩んでいく物語です。2017年にボイスコミック化されるなど、マンガワンなどのデジタルプラットフォームでも「小学館の猫漫画」として選出される人気作となっています。他の作品『
本当にあった怖い話』『
いっしょにかえろ。』『
初きゅん!!〜あこがれの恋はじめました〜』『
干支えとせとら』など、環方は動物や恋愛、日常的な不思議など多彩なテーマを手がけています。全体的に心温まりながらも、現実的な感情描写を大切にする作風が特徴です。
環方このみを知るなら、まず『
ねこ、はじめました』から始めることをお勧めします。最も多くのレビューを集めた作品であり、2023年時点でも連載中のため、最新話まで一気読みできます。小学館漫画賞受賞作として完成度も高く、動物との絆や成長の物語として老若男女問わず楽しめます。単行本は既に複数巻が刊行されており、入手も容易です。動物が登場する作品をお探しの方、少女漫画だけでなく幅広い読者層に支持される作風に興味がある方には特に適しています。