五十嵐あぐりは、1975年生まれの女性漫画家・イラストレーター。デビュー当初は「曾我晃生」というペンネームで活動し、後に現在の名義に変更しました。自画像はタヌキというユニークなキャラクターとして知られています。スクウェア・エニックスの『
ヤングガンガン』を主な舞台として活躍し、同誌の創刊号から作品を発表するなど、同媒体の成長と歩みを共にしてきた作家です。イラストレーターとしても活動の幅を広げており、多くの原作者とのコラボレーション経験を持ちます。
五十嵐あぐりの代表作は『
BAMBOO BLADE』です。原作・土塚理弘とのタッグで、私立学校の女子剣道部を舞台にした作品で、競技の厳しさと部員たちの絆を丁寧に描きました。15巻で完結し、330万部超の発行部数を記録し、アニメ化も実現。その後、原作・小林立の『
咲-Saki-』シリーズの作画を担当し、『
咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』と『
シノハユ the dawn of age』を手がけています。麻雀という複雑な競技を題材にしながら、女子高生たちの心理戦と成長を見せていきます。全体として、競技漫画の作画者として、ルール描写の正確さと登場人物の心情表現に定評があり、キャラクターの個性を活かした絵柄で読者を引き込みます。
五十嵐あぐりの作品は、競技漫画の入門として最適です。『
BAMBOO BLADE』は完結済みで全15巻と読み切りやすく、剣道という身近なスポーツを題材としているため、ルール知識がなくても楽しめます。その後、『
咲-Saki-』シリーズへ進むことで、より複雑な競技描写と深いキャラクター造形を味わえます。『
咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』と『
シノハユ the dawn of age』は共に連載中で、電子版・紙版ともに入手可能。同じスクウェア・エニックス系での連載が多く、同社のコミックス版が標準的な版本となっており、安定した流通が期待できます。