杉山小弥花の作品一覧
すぎやまさやか
明治大正を舞台に、新旧の価値観が衝突する時代漫画の作り手
どんな作家?
杉山小弥花は北海道出身の女性漫画家です。2001年に『ザ花とゆめ』でBC賞佳作を受賞した『神様は笑わない』で注目を集め、同年『神様に背をむけろ』でデビュー。以来、『ミステリーボニータ』や『月刊プリンセス』といった秋田書店の雑誌を中心に活動してきました。明治・大正期といった急速に変わりゆく日本を舞台にした作品を多く手がけており、歴史小説とコミックの融合を目指す作家として知られています。2010年代を通じて長期連載作を発表し続けており、2019年時点でも新作の連載を進めています。
代表作と作風
『明治失業忍法帖~じゃじゃ馬主君とリストラ忍者~』は杉山作品の中でも最も支持を集めた代表作です。明治初期を舞台に、新時代を求める商人の娘・菊乃と、旧政府の崩壊で職を失った元忍者・清十郎が政略結婚させられることから始まるドタバタコメディー。新旧の価値観の対立を軸に、ユーモアとロマンスを織り交ぜた作風が特徴です。『当世白浪気質』でも江戸から明治への過渡期が描かれており、時代の変わり目に翻弄される人物たちの姿が共通テーマ。『大正電氣バスターズ~不良少女と陰陽師~』では大正期の東京を舞台に、不良少女と陰陽師というユニークなコンビが活躍します。歴史の流れの中で生きる登場人物たちの葛藤と成長を、親しみやすいキャラクターと軽快な物語運びで描くことが、この作家の一貫した手法です。
この作家を読むなら
『明治失業忍法帖』は最もレビューが多く、この作家の魅力を知るには最適な入門作です。全11巻で明治期の日本を舞台にした本格的な長編ながら、菊乃と清十郎のやり取りを中心に読みやすく構成されています。秋田書店の『ミステリーボニータ』から『月刊プリンセス』への掲載誌移行を経ながら、2018年まで連載が続いたロングセラーです。歴史漫画に興味がある読者、時代物のコメディーを求める読者の両方に適しています。『当世白浪気質』は完結済みで全3巻という手軽さも魅力。杉山作品の通奏低音である「時代の転換期を生きるキャラクターの群像劇」を、より短編的に体験できます。現在進行中の連載作も複数ありますので、雑誌連載の最新情報をあわせて追うことで、作家の現在地を知ることができます。
杉山小弥花に関するよくある質問
- 杉山小弥花の最新作は何ですか?
- 最新作は『大正電氣バスターズ〜不良少女と陰陽師〜』(2020年8月17日時点)です。
- 杉山小弥花の代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『明治失業忍法帖』、『当世白浪気質』、『大正電氣バスターズ〜不良少女と陰陽師〜』などです。
- 杉山小弥花の漫画はどこで読めますか?
- 杉山小弥花の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。