いしいひさいちの作品一覧
いしいひさいち
マスコミ嫌いの職人漫画家、日常と社会を鋭く風刺する
どんな作家?
いしいひさいちは岡山県玉野市出身。1972年、関西大学在学中に情報誌で「oh!バイトくん」とてデビュー。その後、同級生らと創作集団「チャンネルゼロ工房」を立ち上げ、同人誌から商業誌へと活動を広げていきました。1979年の『がんばれ!!タブチくん!!』はプロ野球選手・田淵幸一をモデルにした野球コメディで、アニメ映画化されるなど大ヒット。『ののちゃん』は長期連載となり、代表作として知られています。極度のマスコミ嫌いで知られ、顔写真の公開はわずか3度、サイン会も最小限、漫画賞の授賞式にも出席しない徹底した行動で、漫画業界でも数少ない独立的な創作者です。
代表作と作風
『がんばれ!!タブチくん!!』は野球をテーマにした喜劇で、スポーツマンガの枠を超えた人間ドラマが評価されました。『ののちゃん』は長期連載により、日常生活の中の家族や人間関係を温かくも鋭く描き続けています。いしいひさいちの作風は、日常と社会に潜む矛盾や人間模様を鋭い視点でユーモアを交えて表現することが特徴。絵柄は親しみやすく、親子連れでも読める画風ながら、大人の読者にも深く響く諷刺性を備えています。大衆的でありながら知的、笑いの中に社会批評を織り込む手法は、日本の大人向けマンガの重要な系譜を構成しています。
この作家を読むなら
最初は『がんばれ!!タブチくん!!』から入るのがおすすめです。野球の知識がなくても楽しめるコメディとしての完成度の高さが、いしいひさいちの魅力の入口になります。その後『ののちゃん』に進むと、同じ作家による日常へのまなざしの違いが見えてくるでしょう。データに示された『文春ジブリ文庫 シネマコミック』は、アニメや映画化作品の脚本を漫画化した作品で、映像作品との関連から作家の世界観を知るのに有効です。いしいひさいちの主要作品は一定の流通が続いており、図書館での閲覧も可能。複数の連載を平行していた時期が長いため、興味に応じて異なる時期の作品を組み合わせて読むのも楽しみ方です。
いしいひさいちに関するよくある質問
- いしいひさいちの最新作は何ですか?
- 最新作は『鏡の国の戦争』(2020年1月28日時点)です。
- いしいひさいちの代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『文春ジブリ文庫 シネマコミック』、『筒井漫画涜本』、『鏡の国の戦争』などです。
- いしいひさいちの漫画はどこで読めますか?
- いしいひさいちの作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。