モンキー・パンチ(本名:加藤一彦)は、1937年東京生まれの漫画家です。東京工科大学大学院で学んだ後、漫画制作を本業としながら、業界の発展に尽力した人物です。有限会社エム・ピー・スタジオの代表を務め、デジタルマンガ協会の初代会長として漫画のデジタル化を推進。同時に大手前大学で教授を歴任するなど、創作と教育の両面で漫画業界を支えました。日本漫画家協会理事や専門学校の顧問などを通じ、後進の育成にも貢献しています。加東一彦、ムタ永二といった複数の筆名を用いることもありました。2019年に逝去。
モンキー・パンチの最大の代表作は『
ルパン三世』です。魅力的な怪盗を主人公にした冒険活劇として、漫画のみならずアニメ化によって日本を代表するキャラクターへと成長させました。その後『
ルパン三世 異世界の姫君』『
新ルパン三世』など、シリーズの展開を続けています。さらに『
警部銭形』では、ルパン三世の登場人物を中心とした作品制作を行うなど、同一世界観の拡張に取り組みました。『
文春ジブリ文庫 シネマコミック』ではジブリ作品のコミカライズを手がけるなど、多様なジャンルへの対応も特徴。ユーモアとアクション、キャラクターの魅力を軸とした作風が一貫しています。
モンキー・パンチ作品への入門は、やはり『
ルパン三世』から始めるのが自然です。10巻で完結しており、シリーズの原点を知ることができます。その後『
新ルパン三世』『
ルパン三世 異世界の姫君』へと進むことで、作家による同一キャラクターの再解釈や展開を追うことができます。また『
警部銭形』を読むことで、ルパン三世の世界をより多角的に楽しめるでしょう。これらの作品は複数巻で展開されており、現在も読める版が流通しています。時間をかけて作家の活動の広がりを体験することをお勧めします。