森山大輔は1971年生まれ、高知県宿毛市出身の漫画家・イラストレーター。日本電子専門学校で基礎を学び、1990年代後半から漫画家として活動を開始しました。長期連載を多く手がけており、少年漫画から青年漫画まで幅広いレーベルで作品を発表しています。特に『月刊コミックドラゴン』などの富士見書房系雑誌での連載を経て、『
ヤングキングアワーズ』で長編の学園SFアクション作品を世に送り出すなど、複数の雑誌の看板作品を担当してきた実績があります。メディアミックス展開された作品も多く、漫画家としての活動の幅が広いのが特徴です。
代表作『
ワールドエンブリオ』は、2005年から2014年にかけて『
ヤングキングアワーズ』に連載された全13巻の学園SFアクション漫画です。現代日本の学園を舞台に、高校生主人公が「棺守」と呼ばれる謎の怪物と戦う物語で、森山大輔の長編連載の集大成となりました。『
クロノクルセイド』は1999年から2004年にかけて連載されたアクションファンタジーで、テレビアニメ化やドラマCD化されるなど、メディアミックスの成功例として知られています。森山作品全体の特徴は、現代と異世界の要素を組み合わせた設定、少年漫画的な熱さと青年漫画的な重厚さの融合、そして緻密な世界観構築にあります。アクション描写の躍動感と、キャラクターの心情描写を両立させる画風が特徴的です。
森山大輔の作品に初めて触れるなら『
ワールドエンブリオ』から始めるのがおすすめです。完結作品であり、全13巻と適度なボリュームながら充実したストーリーが展開され、作家の画力とストーリーテリングの魅力が詰まっています。次に『
クロノクルセイド』で、より濃密な世界観を体験できます。両作品とも複数の版で流通していますが、『
クロノクルセイド』は2010年に少年画報社から新装版が発売されており、入手しやすくなっています。現在連載中の『
Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』は、既存の人気作品の漫画化作品で、森山の最新の画風や表現技法を知ることができます。