小太刀右京は1979年生まれ、大阪府枚方市出身のゲームデザイナーにしてライター・小説家です。ゲームデザイン集団「チーム・バレルロール」の代表として活動する傍ら、テーブルトークRPG関連の執筆で知られています。その後、コンシューマゲームのシナリオ制作やノベライズを経て、漫画脚本の領域へと活動を広げました。歌人の春日井建を大叔父に持つ文化的背景もあります。複数の表現メディアを手がける多才な作家で、ゲームデザインから培ったストーリー構成力が漫画制作でも発揮されています。
小太刀右京の代表作は『
BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』です。原作・監修を岸本斉史が、作画を池本幹雄が担当する中、脚本を担当しました。この作品は国民的人気漫画『NARUTO -ナルト-』の正統続編で、主人公をナルトの息子・ボルトに変え、次世代の忍者たちの活躍を描きます。2016年から『
週刊少年ジャンプ』で連載後、『
Vジャンプ』に移籍し、2023年からは第二部『TWO BLUE VORTEX』がスタート。累計1000万部を超える売上を記録しています。ゲームデザイナーとしての経歴を活かした、複雑な世界観とキャラクター関係性の構築、長期連載を見据えた緻密なプロット構成が特徴です。
小太刀右京の作品を読む場合、『
BORUTO-ボルト-』がもっとも入手しやすく、レビュー数も充実しています。ただしNARUTO本編の登場人物や世界観を理解した上で読むことで、より深く楽しめます。連載は『
週刊少年ジャンプ』と『
Vジャンプ』に分かれており、単行本は集英社から継続刊行されています。他作品として『
Infini-T Force』『
チャンピオンRED』『
勇者宇宙ソーグレーダー』なども手がけており、複数メディア展開での執筆活動を続けています。脚本家としての仕事なので、絵よりも構成とストーリー展開に注目して読むと、その力量がより伝わってくるでしょう。