緒方てい(おがた てい)は大阪府出身の漫画家。2000年12月に読み切り「キカイじかけの小町」がスーパージャンプ漫画賞準入選を受賞し、『オースーパージャンプ』での掲載によってデビューしました。デビュー当初から、テクノロジーと冒険譚を絡める作風が特徴で、時代に応じた新しい発表形式にも適応してきた作家です。漫画業界活性化を目指す有志団体「漫画元気発動計画」にも参加し、その一環として自身の作品を映像化・電子化するなど、表現方法の拡張を積極的に試みています。
現在の代表作は『
その無能、実は世界最強の魔法使い』。一見頼りない主人公が秘めた力を発揮する設定のファンタジー作品で、多くの読者に支持されています。その他『
キメラ』シリーズは長期連載作となり、複数タイトルで続編化するほど人気を集めています。『
人造人間カティサーク』『
大精霊の契約者』では、人工的に造られた存在や超自然的な力をめぐる物語が展開されており、機械と魔法、人工と自然といった相反する世界観を融合させるのが緒方てい作品の大きな特徴。異世界冒険譚の中に科学的・技術的な要素を織り交ぜることで、ファンタジーの新しい読み方を提示しています。
最初の一冊は、レビュー数最多の『
その無能、実は世界最強の魔法使い』から始めるのが入門に最適です。現在も連載中であり、新刊の入手性も良好。長編を読みたい場合は『
キメラ』へ進むと、より壮大な世界観に触れることができます。デビュー当初の作品『アンドロイドのいる法律事務所』は、漫画元気発動計画による映像化作品として復活しており、電子書籍Domixなど特殊な形式での鑑賞も可能。作家の進化の過程を追いたい読者には、古い作品から新作へと時系列で読み進むのもお勧めです。