猫子は、小説投稿サイト「小説家になろう」を主な発表舞台とする日本のライトノベル作家です。2015年から創作活動を開始し、現在まで238巻にもおよぶ膨大な作品数を世に送り出しています。得意とするジャンルは転生ファンタジー。異世界やゲーム的なルール設定を舞台に、主人公が既有の知識や特殊な力を活かして成り上がっていく爽快感のあるストーリーを多く手がけてきました。小説家になろう出身の作家としては珍しく、複数の作品が商業出版化され、さらにアニメ化や漫画化といったメディアミックス展開も実現させています。特に代表作『
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』は累計300万部を突破し、講談社傘下のKラノベブックスのレーベルで刊行されるなど、商業出版の中でも成功を収めています。
猫子の最高傑作として注目を集めるのが『
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』です。絶対的な力「クラス」が存在する世界設定で、主人公が不遇なスタートから始めながらも、ゲーム的な知識を駆使して次々と困難を乗り越えていきます。このシリーズの面白さはアニメ化も決定されており、2026年夏からの放送予定となっています。もう一つの人気作『転生したらドラゴンの卵だった〜イバラのドラゴンロード〜』では、主人公が神獣の卵として転生し、異世界での成長を描きます。累計100万部を突破し、複数の出版社を渡り歩いて版を重ねる息の長い作品になっています。他に『
最強呪族転生』『
暴食妃の剣』など、転生や異能を題材にした作品が多くあります。猫子の作風の共通点は、主人公が何らかのハンディキャップや予期しない能力を得た状況から出発し、それをいかに活かすかという工夫と戦略性が重視されることです。また、世界観がゲームのシステムに近い設定になっていることも特徴で、レベルやスキルといった数値化された力の概念がよく登場します。
猫子の作品に初めて触れるなら、最も注目度が高い『
追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』がおすすめです。現在17巻まで刊行されており、連載も継続中で、今から読み始めても十分に楽しめます。講談社のKラノベブックスという主流の商業レーベルからの刊行なため、入手性も良好です。より長く続く作品を求めるなら、2015年から連載中の『転生したらドラゴンの卵だった〜イバラのドラゴンロード〜』もあります。こちらもシリーズは継続中で、すべての巻を揃えやすい状況にあります。どちらもメディアミックス展開により、漫画版やアニメ作品も存在するため、まずはそちらから入って興味を持った後に、より詳細な小説版を読むという接近方法も可能です。猫子の作品を読む際には、ゲーム的な世界観の説明や用語がある程度出てくることを想定しておくと、より楽しめるでしょう。