うめざわしゅんは1978年生まれの漫画家。『月刊アフタヌーン』などの大人向け雑誌を主な舞台とし、社会的なテーマを題材にした作品を手がけています。代表作『
ダーウィン事変』は2020年8月号から連載を開始した長期連載作品で、編集部による先進的な施策(原稿をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開するなど)により、多くの読者に支持されています。その後の病気療養を経て、現在も複数の作品で活動を続けており、累計162巻を超える実績を持つ実力派です。
最大の代表作『
ダーウィン事変』は、アメリカを舞台に人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」という存在の少年を中心に、倫理や生命の定義、社会における異質者の位置づけを問いかける物語です。このテーマ設定からも読み取れるように、うめざわの作風は科学や社会問題といった硬い素材を漫画化することが特徴。単なる娯楽作品ではなく、読者に深い思考を促す内容を追求しており、『月刊アフタヌーン』『
ビッグコミックオリジナル』など文芸性の高い媒体での連載が多いことも作家の立ち位置を示しています。
うめざわしゅんへの入門は『
ダーウィン事変』から始めるのが最適です。講談社『月刊アフタヌーン』で2020年より連載中で、すでに11巻刊行されており、現在も新刊が発売されています。作品のスケールの大きさと、社会問題を等身大の視点で描く手法は多くの読者に支持されており、レビュー数も群を抜いています。単行本は全国の書店やオンライン書店で入手可能。現在連載中のため、今から読み始めても追いつきやすく、作家の最新の仕事を継続的に追える利点もあります。