兵庫県姫路市出身の女性漫画家。1958年生まれで、長年にわたり漫画創作を続けてきた作家です。高橋由佳利の作品の最大の特徴は、トルコという日本ではあまり題材にされない国を舞台に、独自の視点で物語を展開させていることにあります。単なる異国紀行ものにとどまらず、そこで出会う人間関係や文化的な違い、人生について思索を深める作風が印象的です。作品数こそ限定的ながら、特定のテーマについて複数シリーズを展開するなど、創作に対するこだわりの強さがうかがえる漫画家といえます。
代表作は『
トルコで私も考えた』で、4巻の完結作品として多くの読者に支持されています。この作品はトルコでの経験を通じて、主人公が人生について考察する様子を描いた作品です。その人気を受けて、『
トルコで私も考えた 21世紀編』『
トルコで私も考えた トルコ料理屋編』『
新・トルコで私も考えた』など、同じテーマの関連シリーズが複数展開されており、読者の継続的な支持が見られます。また『
過激なレディ』という別の作品も手がけています。高橋由佳利の作風は、海外での人間観察を通じた人生エッセイ的な要素と、漫画表現を結びつけたもので、異文化との出会いを軽妙かつ真摯に描く傾向が特徴です。
高橋由佳利の世界へ入るなら、やはり『
トルコで私も考えた』の第1巻からの読破をお勧めします。完結作品であり、レビュー数も最多で、作家の魅力が詰まった入門作といえます。その後、同シリーズの関連作品『21世紀編』『トルコ料理屋編』『
新・トルコで私も考えた』へと進むことで、より深い世界観を味わえます。これらは現在も連載中のため、新しい話が追加されていく可能性があります。作家の別の視点を知りたい場合は『
過激なレディ』もあります。計6巻という限定的な作品数ながら、独特の世界観を持つ漫画家ですので、この機会に出会ってみる価値があります。