『ちはやふる』は累計2,700万部を超える大ヒット作で、主人公・綾瀬千早がクイーン(競技かるた女性最高峰)の座を目指す物語です。小学校時代の出会いから高校時代の熾烈な競技まで、時系列を行き来しながら描かれます。瞬発力と心理戦を要するかるたの競技シーンは迫力満点で、登場人物たちが織り成す人間ドラマも魅力的です。アニメ化や実写映画化によって広くに知られるようになりました。連載終了後の『ちはやふる plus きみがため』では卒業後の後進キャラクターたちの物語が展開しています。末次の作風は、マイナーな題材を題材にしながらも、その世界観に引き込む描写力と、キャラクターへの深い掘り下げが特徴。少女漫画でありながら競技のリアリティと躍動感を両立させています。
この作家を読むなら
『ちはやふる』から入るのが最適です。競技かるたを知らない読者でも物語に没入できる構成になっており、50巻という分量は多いですが一気読み必至の面白さです。アニメ版も並行して視聴すれば、動きのある競技シーンがより理解しやすくなります。連載は完結していますが、番外編『はなのいろは』や関連作『ちはやふる plus きみがため』で世界観を継ぎ足すことができます。新作『クーベルチュール』も並行連載中ですが、まずは『ちはやふる』で末次由紀の作風を堪能することをお勧めします。講談社が出版元のため、電子書籍を含めて現在も全巻入手可能な状態が続いています。