うすた京介は1974年生まれ、愛知県出身で熊本県合志市で育った漫画家です。熊本県立大津高等学校の美術コースで絵の基礎を学んだ後、『
週刊少年ジャンプ』の看板ギャグ漫画家として活躍してきました。1995年の『
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』で連載デビューし、その奇想天外で支離滅裂なギャグセンスは瞬く間に読者の心をつかみました。その後も『
ピューと吹く!ジャガー』などで長期連載を実現し、ジャンプのギャグ漫画を代表する作家の一人として地位を確立しています。同じく漫画家の榊健滋と夫婦であることでも知られています。
うすたの代表作『
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』は、「外伝」の名を冠しながら本伝が存在せず、謎の格闘技「セクシーコマンドー」で日常を解決する高校生マサルと個性的なキャラクターたちが繰り広げるナンセンスギャグです。『
ピューと吹く!ジャガー』は、ギタリスト志望の青年を次々と妨害する謎の笛吹き男との絡みを軸に、10年間にわたって435話を連載しました。『
フードファイタータベル』はグルメ漫画へのアプローチも見せています。共通するうすたの作風は、理不尽さ、唐突さ、キャラクターの癖の強さを武器にした笑いです。筋が一貫しないシュールなギャグ、予測不能の展開、個性的なキャラ造形が特徴で、少年漫画の枠を超えた実験的なギャグセンスを持つ作家です。
うすたの入門作としては『
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』がもっとも手軽です。全7巻と完結済みで、短編的な面白さが詰まっており、作家の原点であり代表作でもあります。その後『
ピューと吹く!ジャガー』へ進むのがおすすめです。こちらは全20巻で完結しており、モノクロ版とカラー版の両方が流通しています。カラー版は表現がより豊かになっていますが、モノクロ版でもギャグの質は変わりません。短編集『
チクサクコール』で読み切り作品の面白さも味わえます。アニメ化作品も複数あるため、映像で試してから原作を読むのも一つの方法です。