吾妻ひでおの作品一覧
あずまひでお
ニュー・ウェーブから復活、自伝で新たな地位を確立した漫画家
どんな作家?
吾妻ひでおは、北海道十勝郡浦幌町出身。1969年『月刊まんが王』で『リングサイド・クレイジー』によってデビューしました。1970年代、『週刊少年チャンピオン』での『ふたりと5人』がヒットして漫画家としての地位を確立。その後、SF・ナンセンス色の強い『不条理日記』『ななこSOS』などで人気を獲得し、ニュー・ウェーブの旗手として活躍します。しかし1980年代中頃から心身の不調により活動を休止。一時は「消えたマンガ家」と呼ばれるほど長く第一線から遠ざかっていました。1990年代末の活動再開を経て、2005年に出版した『失踪日記』が大きな反響を呼び、複数の賞を受賞。自らの経験を率直に描いた作品で、新たな地位を確立しました。2019年に享年69で逝去。
代表作と作風
吾妻ひでおの代表作は『失踪日記』です。2005年の出版とともに話題となり、日本漫画家協会賞大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞、日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞。さらに2019年にはイタリアのグラン・グイニージ賞も獲得しました。本作は、作家本人による1度目と2度目の失踪体験、そしてアルコール依存症との戦いを描いたノンフィクション漫画で、続編『失踪日記2 アル中病棟』も出版されています。初期のSF・ギャグ色の強い作風からは大きく転換し、自らの人生経験を直視する誠実さが際立つ作品となっています。その他の代表作『カオスノート』『筒井漫画涜本』など、多様な作風を展開してきた作家です。
この作家を読むなら
吾妻ひでおを知るなら、まずは『失踪日記』から入るのが最適です。本作は自伝的な内容で、作家の人生を直接的に理解でき、漫画という表現形式で綴られた実体験は強い説得力を持っています。初版は2005年にイースト・プレスから出版され、その後も版が重ねられており、現在も容易に入手できます。続編『失踪日記2 アル中病棟』で一連の物語が補完されるため、両巻を通して読むことで、より深く作家の経験と回復の過程を追うことができます。1970年代のニュー・ウェーブ作品『ふたりと5人』『不条理日記』などで初期の創作スタイルを知りたい場合は、それらの文庫版や再版の刊行状況を確認してから手に取ることをお勧めします。
吾妻ひでおに関するよくある質問
- 吾妻ひでおの最新作は何ですか?
- 最新作は『筒井漫画涜本』(2019年10月31日時点)です。
- 吾妻ひでおの代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『失踪日記』、『カオスノート』、『筒井漫画涜本』などです。
- 吾妻ひでおの漫画はどこで読めますか?
- 吾妻ひでおの作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。