1938年生まれの石ノ森章太郎は、日本漫画史に多大な影響を与えた作家です。本名は小野寺章太郎で、1984年までは「石森章太郎」と表記されていました。1960年代から活動を開始し、テレビドラマ化も成功させた作品を多数生み出してきました。スランプから立ち直るため世界一周旅行を経験し、その経験を作品に活かしながら、特撮ヒーロー作品やSF漫画の開拓者として活躍しました。1998年に没するまで、創作活動を続けていました。特に仮面ライダーシリーズとサイボーグ009は、日本のポップカルチャーを代表する作品となっています。
石ノ森の代表作は『
サイボーグ009』と仮面ライダーシリーズです。『
サイボーグ009』は1964年から複数の出版社・雑誌で長期連載されたSF漫画で、特殊能力を持つ9人のサイボーグ戦士の活躍を描き、1000万部を超える累計発行部数を記録しています。仮面ライダーシリーズは、テレビドラマ化されないシリーズを含む昭和仮面ライダーシリーズを題材にした『
仮面ライダーSPIRITS』や、テレビドラマ『仮面ライダーW』の続編として現在も連載中の『
風都探偵』など、複数の作品が展開しています。石ノ森の作風は、ヒーローアクションと人間ドラマを融合させ、社会への問い提起を含めた深みのあるストーリー展開が特徴です。
現在も読める石ノ森作品は豊富です。入門には、連載中の『
風都探偵』がおすすめです。テレビドラマ『仮面ライダーW』の続編ですが、新規読者向けの設定説明があり、大人向けの描写も盛り込まれています。クラシック作品では『
サイボーグ009』が基本となる代表作で、複数の版が現在でも入手可能です。仮面ライダーシリーズについては、『
新 仮面ライダーSPIRITS』が2025年11月号より『ロンリー仮面ライダー編』で継続連載中です。各作品はビッグコミックスピリッツやマガジン系の出版社から単行本刊行されており、電子版での配信もあります。