Cuvie(キュービー)は、1976年生まれの愛知県名古屋市出身の女性漫画家です。現在は京都府を拠点に活動しており、成人向け漫画雑誌と一般向け漫画雑誌の双方で作品を発表しています。ペンネームは、ファッション雑誌『CUTiE』に由来しています。小学校から高校までクラシックバレエを習った経験を持ち、その経験が後の創作活動に大きな影響を与えることになります。一般向け青年漫画誌での長期連載と、成人向け作品の執筆という異なるジャンルでの活躍は、多彩な表現力を持つ作家であることを示しています。
最大の代表作は『
絢爛たるグランドセーヌ』で、クラシックバレエを題材とした作品です。舞踊評論家の監修を受け、2013年から『
チャンピオンRED』で連載が続いており、マンガ大賞2015の一次選考作品にも選ばれました。バレエ経験者ならではの細密な作画と心理描写が特徴で、普通の少女がバレエの世界へ踏み出す成長物語として多くの読者に支持されています。一方『
NIGHTMARE MAKER』は、夢見装置という題材を通じて人間の欲望と現実の歪みを描くエロティック・サスペンスです。序盤のコメディ的な描写から、やがて夢見装置がもたらす精神疾患や依存症といった深刻なテーマへ展開していきます。Cuvieの作風は、細密で美しい描写と、人間の複雑な心理を丁寧に追う傾向が共通しており、一見軽いテーマも掘り下げていく力を持つ作家として特徴づけられます。
入門作としては『
絢爛たるグランドセーヌ』をお勧めします。バレエの美しさと少女漫画的な成長物語として無理なく読み進められ、Cuvieの描写力の魅力を最も引き出している作品です。連載が続いているため、最新刊は秋田書店から段階的に刊行されており、現在も新しい巻を読むことができます。より大人向けの内容を求める場合は『
NIGHTMARE MAKER』が選択肢となりますが、こちらは成人向けの描写を含むため、読者層を選びます。完結済みで全6巻と読みやすい長さです。Cuvieは複数の作品を並行して執筆しており、他の作品『
ドロテア-魔女の鉄鎚-』『
エルジェーベト』なども連載中です。自身の興味や好みに応じて、異なる作風の作品を選んで読むことも可能です。