もりしげ(1969年4月10日~2020年6月30日)は茨城県出身の漫画家です。1996年に「ろんどべる」名義でデビュー後、主に美少女が登場するラブコメディー作品を手がけてきました。2001年からは妻とユニットを組み、以後の大多数の作品で妻が企画・構成・取材を担当し、もりしげが作画を担当する分業体制で活動していました。『
花右京メイド隊』『
こいこい7』などはテレビアニメ化され、多くの読者に親しまれています。デビュー初期から『
月刊少年チャンピオン』で活動するようになるまで、異なるジャンルの作品を多く手がけた経歴を持ちます。
代表作『フダンシズム~腐男子主義~』は、完璧な王子として知られる主人公が恋に落ちる物語。同時にオタク文化の用語解説を扱う教養漫画の側面を持ち、「腐女子」文化を丁寧にレクチャーしながら進行します。『
こいこい7』はアニメ化もされた美少女ラブコメで、複数のキャラクターが織り成す恋愛模様を描いています。『
サクラサクラ』『
チェンジH』など、多くの作品がラブコメディーの枠組みの中で、学園生活やキャラクター間の関係性を軽妙に表現しています。オタク文化への親和性と、少女漫画的な恋愛描写の融合が作風の特徴です。
オタク文化への関心があれば『フダンシズム~腐男子主義~』が入門に最適です。腐女子やオタク用語を学びながらラブコメを楽しめる構成になっており、読みやすく親しみやすい作品です。より古い時代の作品を求めるなら、アニメ化で人気を集めた『
こいこい7』も選択肢になります。多くの代表作が単行本化されており、各出版社から刊行版が流通しています。特に『
フダンシズム』は全7巻で完結しており、継続的に読める環境が整っています。作家による夫婦ユニット体制の成果を知りたい方にも、彼の作品群は検討に値します。