外薗健は2000年生まれの漫画家。コロナ禍をきっかけに漫画制作を始め、2020年に読み切り『炎天』が手塚賞準入選を果たしました。翌2021年春、『
ジャンプGIGA』でのデビューから約2年後の2023年9月、『
週刊少年ジャンプ』で『
カグラバチ』の連載を開始。連載開始直後から日本国外でも話題となり、デビューからわずか3年で大型連載作家の仲間入りを果たしています。愛読する『NARUTO -ナルト-』の影響が初期作品に見られるなど、少年漫画の黄金期作品から多くを学んでいる様子がうかがえます。独特のキャラクターとして、およそ10年間美容院に行かず自身で散髪しているというエピソードも知られています。
外薗健の代表作は『
カグラバチ』です。父を殺された少年が、父の遺した妖刀を手に復讐を誓う——という設定で、剣戟を中心とした本格バトルアクションを展開しています。連載開始時には宣伝用PVも公開され、単行本巻頭には堀越耕平や岸本斉史といった大手漫画家からのコメントが寄せられるなど、業界内からも期待を集めています。その後の成功も著しく、2024年には「次にくるマンガ大賞」コミックス部門で1位を獲得し、第70回小学館漫画賞の最終候補にも選出されました。初期作『炎天』や読み切り「まどぎわで編む」の頃から、少年漫画的なエネルギーと、丁寧に描きこまれたアクションシーンが特徴です。
外薗健を初めて読むなら、まずは『
カグラバチ』から入るのが自然です。2023年9月開始の連載作で、すでに11巻が刊行されており、現在も連載中。2024年2月にはボイスコミック版も公開されているため、通常の単行本のほか複数のメディア形式で楽しめます。デビュー間もない作家ですが、初期の読み切り作品などはジャンプGIGAやジャンプ本誌の過去号で読むことも可能。作家の初期作風を知りたい場合は『炎天』などをあわせてチェックするのもよいでしょう。『
カグラバチ』は出版社や書店の推しも厚く、入手も容易です。