都神樹は小説投稿サイト「小説家になろう」を舞台にデビューした作家です。2021年2月にWEB版の連載を開始した『
勇者パーティを追い出された器用貧乏』が大きな反響を呼び、同年9月にKラノベブックス(
講談社)から書籍化されました。その後、コミカライズやアニメ化など複数のメディア展開が決定するなど、なろう発の作品として多くの読者に支持されています。長いタイトルに象徴されるように、作品の核となるコンセプトを言葉で丁寧に説明する傾向が見られます。現在、同作は19巻まで刊行されており、シリーズとして継続中です。
都神樹の代表作は『
勇者パーティを追い出された器用貧乏』です。本作は、勇者パーティから放逐された剣士が、パーティ内で器用貧乏として必要とされていた付与術士の技能を生かし、やがて万能な戦士へと成長していく物語です。なろう系の典型的な要素——異世界ファンタジー、主人公の成長譚、パーティ内の人間関係の葛藤——を組み込みながらも、「器用貧乏」というテーマを軸に据えることで、単なる強くなるだけでない成長の道筋を示しています。コミカライズ版はよねぞう、イラストはきさらぎゆりが担当。スピンオフも展開するなど、設定世界の広がりが特徴です。
入門にはWEB版がおすすめです。「小説家になろう」で無料で連載中のため、作風を気軽に試せます。書籍版は講談社のKラノベブックスから出ており、継続して新刊が刊行されています。コミカライズ版は『水曜日のシリウス』にて連載中で、活字が苦手な方にも物語世界へのアクセスが容易です。なろう系特有の、ゆったりとした成長物語が好きな方、パーティ内の人間関係や立場の変化に興味がある方に適しています。メディアミックスも進行中で、アニメ第1期放送後に原作を追う、という入り方も有効です。