雨穴は、本名・素顔を公開しない覆面作家として活動するウェブライター、小説家、YouTuber です。かつて漫画家を志していましたが、画力の限界を感じ、文章表現へと転換しました。2018年、ウェブメディア「オモコロ」の新人賞に応募したことで執筆活動をスタート。スーパー勤務時代の恥ずかしさから生まれた「仮面と全身タイツ、変声機」というキャラクターが、独特の個性として定着しました。江戸川乱歩を大きな影響源に挙げ、クリエイティブの基礎としており、2020年に公開した『
変な家』はミステリーをノンフィクション風に綴った記事として大きな反響を呼びました。YouTubeのすべての動画が100万回以上再生される高い人気を保ち、現在はオモコロの編集部メンバーとして活動を続けています。
最大の代表作『
変な家』は、YouTubeで2500万回以上の再生数を記録し、書籍化で100万部を突破。実写映画化・漫画化もされた作品です。一見ノンフィクションレポートの体をしながら、実は創作ミステリーであるというハイブリッドな構成が特徴。その後も『
変な絵』『変な地図』など「変な〇〇」シリーズで同じアプローチを展開しており、日本初の書籍総合チャート「Billboard JAPAN Book Charts」の第1週で『変な地図』が1位を獲得しています。作風は、工作やオカルト、ホラーテイストを基調としながら、時にギャグを挟む独特のバランス感覚が特徴。架空の地名や生物、ありえない日常の違和感を積み重ねることで、読者の不気味さと興趣を両立させています。毎年恒例の「おかしなおせち」シリーズなど、日常の違和感を掘り下げる視点も一貫しています。
入門は圧倒的に『
変な家』から始めるのがおすすめです。書籍版(飛鳥新社刊)は元のYouTube記事に加筆されており、より洗練された読み心地になっています。オリジナル記事はYouTube動画版で確認することも可能です。その後『
変な絵』『変な地図』へと進むことで、作者の創作パターンと進化を追体験できます。YouTube動画も全編すべてが100万回超えの完成度であり、テキストと映像の両方で作者の世界観に浸ることができます。現在、代表作は書籍化・漫画化・アニメ化と複数の形態で展開されており、どの版からでも入りやすくなっています。オモコロのウェブサイトでも初期の記事から追跡でき、作者の創作遍歴を辿ることで、より深く理解することができます。