平庫ワカの作品一覧
ひらこわか
生と死の明暗を描く、影響多彩な新世代作家
どんな作家?
平庫ワカは、小学2年生から絵を描き始め、安孫子三月の作品で漫画の読み方を学んだ漫画家です。高屋奈月『フルーツバスケット』から少女漫画へ目覚め、萩尾望都などの世代を超えた作風に影響を受けました。さらに井上雄彦『バガボンド』や宮崎駿の作品、バンド・デシネといった海外作品まで幅広く吸収し、多角的な表現基盤を構築しています。pixivでの創作活動が評価され編集者に声をかけられ、MFコミック大賞へ応募。デビュー前には4年の試行錯誤を経て『YISKA』で2018年にデビュー。2019年に『Comic BRIDGE online』で発表した初連載作『マイ・ブロークン・マリコ』が大きな反響を呼び、複数の新人賞を受賞することで、注目度の高い若手作家として注目を集めました。
代表作と作風
平庫ワカの代表作『マイ・ブロークン・マリコ』は、親友の訃報をテレビで知ったOL・シイノトモヨが、長年虐待を受けていた親友マリコの遺骨を救おうと決心する物語です。「生と死のキアロスクーロ(明暗対比)を圧倒的な筆致で描いた」と評される同作は、深刻なテーマを扱いながらも、筆力と構成力で読者に強い印象を与えています。単行本は発売直後に重版が決定し、『TV Bros.』コミックアワード2020大賞、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞など複数の受賞実績を持ちます。作風は、少女漫画の心理描写と、海外作品から学んだ表現主義的な画面構成を組み合わせた独特のもの。テーマの重さと緻密な描線が特徴で、感情の機微を丁寧に表現しています。
この作家を読むなら
平庫ワカの作品を初めて読むなら『マイ・ブロークン・マリコ』から始めるのが最適です。初連載作にして代表作であり、作家の表現力と主題意識がもっとも充実した一冊です。単行本は2020年1月8日に出版され、その後複数版が刊行されており、入手性も良好。タテスク版も配信されており、スマートフォンでの閲読も可能です。また興味深い試作品の『天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―』も出版されており、デビュー前の作家の軌跡を辿ることができます。高橋留美子を敬愛する作家でもあり、少女漫画の伝統を受け継ぎつつ現代的な問題提起をする作品を求める読者には特に勧められます。
平庫ワカに関するよくある質問
- 平庫ワカの最新作は何ですか?
- 最新作は『YISKA【タテスク】』(2022年12月1日時点)です。
- 平庫ワカの代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『マイ・ブロークン・マリコ』、『天雷様と人間のへそ―平庫ワカ初期作品集―』、『マイ・ブロークン・マリコ』などです。
- 平庫ワカの漫画はどこで読めますか?
- 平庫ワカの作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。