灯台は小説投稿サイト「小説家になろう」で活動する著者で、『
勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』が第1回モーニングスター大賞の大賞を受賞。この受賞を機に、2017年6月より新紀元社のモーニングスターブックスからの商業出版がスタートしました。異世界転移というファンタジー文学の定番モチーフを題材にしながらも、独特の視点と展開で注目を集めています。受賞作は電子版を含めたシリーズ累計140万部を突破するなど、多くの読者に支持されており、漫画化されるなどメディアミックスも展開しています。
灯台の代表作『
勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』は、ごく普通の大学生が異世界への勇者召喚に巻き込まれることから始まります。しかし、このタイトルが示唆する通り、物語は読者が想像する典型的な異世界ファンタジーとは異なる方向へ展開していきます。作品の特徴は、重厚なダークファンタジーやシリアスな冒険譚ではなく、日常的で親しみやすいトーンで異世界での出来事を描く点にあります。灯台の作風は、ファンタジー作品にありがちな『難しさ』を取り払い、軽やかさと温かみを持ちながらも、しっかりとした世界観と物語性を備えています。
灯台への入門は『
勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした』から始めることをお勧めします。現在10巻が刊行されており、なろう連載と並行して出版が続いている作品です。新紀元社からの刊行版は、おちゃうがによるイラストで、キャラクターの魅力がさらに引き立てられています。また、『月刊コンプエース』での漫画版も連載されているため、異なるメディアでの体験も可能です。なろう発の作品ですが、商業出版版は洗練された表現に調整されているため、どちらの版でも快適に読み進められます。