松元こみかんは、スクウェア・エニックスの『
ヤングガンガン』を主戦場とする作画担当者です。2024年の連載開始から間もなく、早くも複数作品を並行して手がけるなど、編集部からの信頼も厚い新進気鋭の漫画家。原作者とのタッグで、青年向け漫画の作画を担当しており、特に日常系のコメディー・ラブストーリー作品での表現力に定評があります。人物描写が丁寧で、キャラクターの感情の微妙な揺らぎを絵柄で表現する力が特徴となっています。
代表作『
玉川さん 出てました?』は、推しのAV女優引退で落ち込むコンビニ店長が、その女優に瓜二つなアルバイト面接者と出会うことで始まる物語。推しへの想いと現実の女性のズレ、そしてそれでも生まれる人間関係を、笑いと温もりのバランスで描いています。2026年6月時点で累計32万部を超える人気作となっており、松元こみかんの作画センスが広く評価されていることを示しています。ほかにも恋愛もの、タイムリープもの、ツンデレキャラクターとの日常系作品など、バリエーション豊かな作品を手がけており、日常的な場面でのキャラクターの表情や仕草の描き分けが見どころ。全体的には、現代的な設定の中で人間関係の機微を丁寧に描く作風が共通しています。
松元こみかんの作品はいずれも連載中で、最新巻が手に入りやすい状況です。まず入門には、32万部超の人気作『
玉川さん 出てました?』から始めるのが最適。キャラクターの日常会話と表情の描写が心地よく、推し文化とリアルな人間関係のズレをテーマにした親近感のある内容が、作家の魅力を引き出しています。その後、タイムリープという非日常的な設定ながら恋愛の甘酸っぱさを描く『
高2にタイムリープした俺が、当時好きだった先生に告った結果』や、ツンデレキャラとの関係性を丁寧に追う『
やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく』へと進むことで、作家の表現の幅が見えてくるでしょう。