北海道出身の岡田ピコ(本名:岡田コウ)は、成人向け漫画を専門とする女性漫画家です。高校時代は演劇部に所属して声優志望でしたが、親からの勧めで看護学校へ進学。一般企業に就職後、OLとして働きながらBLやショタ系の同人作家として活動していました。2006年、ショタ系アンソロジー『少年嗜好』での「宿題」という作品で商業誌デビューを果たし、その後ショタや触手系のアンソロジー、成年コミック誌『COMIC ino』での掲載を経て、2008年に専業作家となります。同人サークル「おかだ亭」としても精力的に活動を続けており、演劇経験を活かした脚本的なプロット構成が特徴です。
代表作『
新戸ちゃんとお兄ちゃん』は現在も連載中で、高い人気を保っています。『
黒崎さんの一途な愛がとまらない』は、料理好きな女子高生が謎の常連客からプロポーズと10億円を受け取るという設定で始まる作品で、2026年には日本テレビ系列でテレビドラマ化されました。ボイスコミック版も配信されており、石川界人や伊藤美来といった人気声優が出演しています。岡田ピコの作風は、演劇の経験を活かした脚本形式のプロット構成が特徴で、下書きをせずペン入れを行うダイナミックな制作手法を採用。デジタル作画により、整ったタッチと表現力を両立させています。師走の翁やBENNY'Sなど、成人向け漫画の先達から影響を受けながら独自の世界観を構築しています。
岡田ピコの入門には、レビュー数が多く読者評価が高い『
新戸ちゃんとお兄ちゃん』から始めるのが最適です。現在進行中の連載のため、継続的に新しい話が読める点も魅力です。『
黒崎さんの一途な愛がとまらない』は、テレビドラマ化によって知名度が上がった作品で、ドラマとの比較を楽しむこともできます。単話版も45巻分が配信されており、好みの形式で読み進めることができます。『
岡田ピコ短編集』で作家の多様な作品世界に触れるのも良いでしょう。作品は『COMIC ポラリス』などのフレックスコミックス刊行のデジタルコミック誌を中心に掲載されており、電子書籍での入手が便利です。