飯田ぽち。は筑波大学芸術専門学群出身の漫画家・イラストレーター。大学在学中から漫画の連載を手がけ、当初は「飯田のぎ」や同人サークル「ぽち小屋。」などの名義で活動していました。その後、漫画家として商業誌での連載活動を本格化させました。現在はマルチクリエイターとして活動しており、漫画制作のほか、VTuber(バ美肉)としても2019年から活動を開始。2022年には2Dモデル、その後3Dモデルも制作するなど、キャラクターデザインやデジタル表現の領域にも広がっています。ストレートエッジに所属しながら、多角的な創作活動を展開している作家です。
代表作『
姉なるもの』は、もともと成人向けの同人誌として開始した作品で、『電撃G'sコミック』での連載を経て、現在もComicWalkerやニコニコ静画で継続連載中です。本作の最大の特徴は、クトゥルフ神話という奇想天外な題材と「おねショタ」という要素を組み合わせた大胆な企画性にあります。主人公の少年・夕は幼くして両親を失い、幽霊が見える特異体質を持つ孤児で、物語は彼が謎めいた女性・千夜との日常の中で、不可思議な怪異と向き合っていきます。ユーモアとダークな世界観、奇抜なキャラクター設定が絡み合い、独特の魅力を生み出しています。もう一つの主要作『
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』は、異世界ファンタジーのアンソロジー作品で、こちらも遊び心のあるタイトルと世界観設定が特徴です。全体的に、既存のジャンルの枠を突き破る奇想的なストーリー企画と、親しみやすいキャラクター表現が飯田ぽち。の作風の核となっています。
飯田ぽち。の入門作としては、やはり『
姉なるもの』がおすすめです。連載開始から長く愛されている代表作で、複数のプラットフォーム(ComicWalkerなど)での公開を通じて、現在も読みやすい環境が整っています。また、タテスク版(スマートフォン向け縦読み仕様)も配信されており、端末に合わせた読み方が可能です。全6巻以上の長編であり、読み応え十分な世界観に浸ることができます。その奇想的でありながも温かみのあるストーリー展開は、ジャンルを問わず読者を引き込みます。一度この作家の世界観にはまれば、『
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』など他作品へも自然と興味が広がるでしょう。