くろかた(
夏緑)は、神戸大学農学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程修了という理系の学歴を持つ異色の創作者です。1994年に『海賊船ガルフストリーム』で第6回ファンタジア長編小説大賞・佳作受賞により小説家デビュー。その後、4コマ漫画や漫画原作、脚本など多岐にわたる執筆活動を展開してきました。科学知識を背景に持ち、『
ゴルゴ13』では科学考証を担当するなど、娯楽作品でも専門知識の正確さを追求する姿勢が特徴です。ウェブ小説の世界でも活躍し、近年は『
治癒魔法の間違った使い方』シリーズで大きな注目を集めています。
くろかたの代表作は『
治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜』です。この作品は2014年から小説家になろうで連載が続く長寿作品で、ウェブ連載版とは異なる展開で2016年から書籍化されています。回復役という通常は後方支援に徹するキャラクターが、独創的な戦術で戦場で活躍する様を描いており、設定の工夫と戦闘シーンの面白さで多くの読者を獲得しました。シリーズ化も進み、『誘いの街・レストバレー』など関連作品も展開中です。また『
殴りテイマーの異世界生活』では、魔物使いが前衛戦闘に挑む矛盾した設定を活かしています。共通するテーマは「職業や役割の常識を逆転させる」という発想で、理系知識と創意工夫を組み合わせた異世界ファンタジーが特徴です。
くろかたの作品を読むなら、まずは圧倒的人気の『
治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜』から入るのが最適です。18巻まで刊行中で、読者レビューも豊富なため他の読者の評価も参考にしやすいでしょう。MFブックスからの書籍版に加え、九我山レキによるコミックス版も『月刊コンプエース』で連載されており、ビジュアルで楽しみたい方はこちらも選択肢になります。長編を読む時間がない場合は、分冊版での購入も可能です。関連作品の『誘いの街・レストバレー』はスピンオフになるため、メイン作品を先に読むことをお勧めします。電子版も配信されており、アクセスしやすい環境が整っています。