BUNBUNは京都府八幡市出身のイラストレーター。本来は趣味のイラストブログで「abec」という名義を使用していましたが、川原礫のライトノベル『
ソードアート・オンライン』が書籍化される際にこの名義に仕事が入ったことが、現在の活動へのきっかけとなりました。以降、abec名義での活動が中心となっています。イラストレーターとしての評価は高く、『このライトノベルがすごい!』の投票では2011年に部門第6位、2012年に第3位、そして2013年に第1位を獲得するなど、業界内で認識される存在となっています。また、アニメーター・堀口悠紀子は実姉という芸能一家の背景を持ちながらも、一貫してイラストレーションの道を歩んでいます。
abecの代表作の大部分は、川原礫の『
ソードアート・オンライン』シリーズのスピンオフ・関連作品が占めています。『プログレッシブ』『ガールズ・オプス』『ファントム・バレット』『アインクラッド』『オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』など、複数の漫画化作品でキャラクター表現を担当。いずれもVRゲーム世界を舞台にした作品で、異なるストーリーラインやキャラクターを描き分けています。abecの作風は、VR世界の非日常感を視覚的に表現することに長けており、ゲーム的な要素と人間ドラマのバランスを取った構成が特徴です。特にキャラクターの表情や仕草、異なるキャラクタータイプ(少女から大人のキャラまで)を描き分ける能力が評価されており、シリーズを通じて一貫した世界観を保ちながらも各作品に個性を与えています。
abecの作品はほぼすべてが『
ソードアート・オンライン』の関連漫画作品であるため、まずはこのシリーズへの興味があるかを基準に選ぶことをお勧めします。VRゲーム世界という設定に惹かれるなら『プログレッシブ』が、キャラクター重視なら『ガールズ・オプス』が、銃撃戦などアクション要素を求めるなら『ファントム・バレット』や『オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』が適しています。どの作品も原作小説またはメディアミックス作品として既に設定が確立されているため、先に小説版やアニメで世界観を把握してから漫画版を読むとより理解が深まります。各作品は複数巻が刊行されており、大型書店やオンライン書店でも入手しやすい状況が続いています。