うかみは静岡県出身の漫画家・イラストレーター。近畿大学理工学部情報学科で学んだ理系のバックグラウンドを持ち、バンドやサッカーといった音楽とスポーツへの関心も高い。2013年に『コミック電撃だいおうじ』での連載開始した『
ガヴリールドロップアウト』が大きな転機となり、作品がアニメ化される際には一気に4巻分のネームを書き上げるほどの実行力で知られています。その後も複数の作品を手がけ、日常系漫画の作家として着実にキャリアを重ねています。
うかみの代表作『
ガヴリールドロップアウト』は、天使学校を首席で卒業した主人公ガヴリールが人間界での修行を名目に高校に通うという設定から始まります。立派な天使になるという誓いも、下界の様々な楽しみを知ることで自堕落な日常へとドロップアウトしていく様子が喜劇的に描かれます。キャラクターの背景設定や個性の違いが際立つ四人の主要キャラクターを中心に、学園生活の中での日常的なやりとりやコメディが展開します。うかみの作風は、ファンタジー的な設定を導入しながらも、その中での日常会話や人間関係の機微を丁寧に描く日常系コメディの手法が特徴。キャラクターの魅力を引き出すことに重点を置いた、親しみやすい絵柄と構成が読者に支持されています。
うかみの入門には『
ガヴリールドロップアウト』が最適です。2013年の連載開始から現在も継続中で、単行本は16巻まで刊行されており、全話を通して追うことができます。電子版の分冊版も配信されているため、読み方の選択肢も豊富です。本作のアニメ化により認知度も高く、既存ファンとの交流も容易です。その後、『
デュアルな彼女の倒し方』や『
青春おうか部』といった他の作品も連載中ですが、これらは『
ガヴリールドロップアウト』後に手がけられたものです。まずは長編の代表作で作家の魅力を堪能してから、他作品へ広げていくルートをお勧めします。