KAITOは2004年に『
週刊少年ジャンプ』で代原掲載された『ハピマジ』でデビューした漫画家です。当初はギャグ漫画家を志し、『ハピマジ』や『不恋愛戦隊ハヤタ☆ジョー』といったコメディ作品で活動していました。しかし『
クロス・マネジ』(2012年連載)からストーリー漫画家へと転向し、作家としての方向性を大きく変えました。その後『
バディストライク』を経て、『少年ジャンプ+』での『
青のフラッグ』(2017〜2020年連載)が代表作となり、第3回次にくるマンガ大賞Webマンガ部門で3位にノミネートされるなど、注目を集める存在となっています。
『
青のフラッグ』は、青浜高校の生徒たちの青春と恋愛を描いた作品です。主人公・一ノ瀬太一は人付き合いが得意でない高校生で、小学校からの幼馴染である三田桃真、そして桃真に好意を寄せる空勢二葉との関係が複雑に絡み合っていきます。KAITOの大きな特徴は、キャラクターの表情だけで感情を読み取れるよう、説明的なセリフを最小限に抑える手法を用いていることです。読者に登場人物の気持ちを察してもらう、緻密な心理描写が作品の魅力となっています。また、高校生という年代特有の曖昧で複雑な感情や関係性を丁寧に描くことで、多くの読者から共感を得ています。
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青のフラッグ』は全8巻で完結しており、現在も紙版・電子版で通常購入できます。この作品がKAITOの最も知名度が高く、レビュー数も最多なので、入門にはまさにうってつけです。ストーリー漫画家への転向後の集大成といえる作品で、セリフを減らして表情で感情を表現する手法が最も成熟しています。高校生の青春と恋愛に興味がある人、心理描写の豊かなマンガを求めている人に特におすすめできます。連載終了作品のため、物語の全体像を一気読みできるのも魅力です。