望月麻衣は、京都を舞台にしたミステリ・ファンタジー作品で知られる小説家・漫画化原作者です。投稿コミュニティサイト「エブリスタ」での執筆を経て、2015年より双葉文庫からの刊行をスタート。代表作『
京都寺町三条のホームズ』は2016年度「京都本大賞」を受賞し、その後の活躍につながる出世作となりました。同作は小説版のほか、漫画化も実現し、2024年にはアニメ化も果たしています。現在、複数のシリーズを並行連載するなど、多作な執筆活動を展開。京都という舞台をメインに、骨董品や民俗信仰などの題材を活かした創作に特徴があります。
最大の代表作『
京都寺町三条のホームズ』は、骨董品鑑定を題材にしたミステリ小説です。埼玉から京都に移り住んだ女子高生が、骨董品店の店主や鑑定士らとともに、日常に隠された謎を解いていく物語で、京都探訪と恋模様が絡み合う構成。シリーズ累計255万部を突破し、小説版とWeb掲載版、さらに漫画版で異なる展開が楽しめます。他作品『
わが家は祇園の拝み屋さん』は祇園を舞台に民俗信仰の要素を取り入れ、『
京洛の森のアリス』『満月珈琲店の星詠み』など、いずれも京都の町並みと非日常的な謎解きを融合させた世界観が一貫しています。古都の歴史と日常の交差点を丁寧に描くのが作風の特徴です。
『
京都寺町三条のホームズ』が最良の入門作です。小説版は双葉文庫から全15巻が刊行されており、書店や図書館で容易に手に入ります。同作は漫画版も『
月刊アクション』で長期連載され、2024年に完結。現在は『webアクション』での掲載を経て、新シリーズとして整理されています。小説とマンガの両方で楽しむことで、異なるストーリー展開を比較するのも醍醐味。骨董品や京都の歴史に興味がある方、恋愛要素を含むミステリを求める方に特におすすめです。『
わが家は祇園の拝み屋さん』も並行連載中で、祇園という別の京都の側面を知ることができます。