まいんは、小説投稿サイト「小説家になろう」を拠点に活動する日本のライトノベル作家です。同サイトで複数の作品を連載し、その中から商業小説化された『
二度目の人生を異世界で』と『
食い詰め傭兵の幻想奇譚』はコミカライズされるなど、メディア展開も進みました。特に『
二度目の人生を異世界で』は2014年の連載開始から2018年5月の完結時点で累計100万部を突破するなど、異世界転生モノというジャンルの黎明期を代表する作家の一人として認識されています。ただし2018年6月、同作の表現と原作者の過去のSNS発言が問題となる騒動が発生し、これが以後の活動に大きな影響を与えることになります。2020年11月には「小説家になろう」から退会しています。
最大の代表作『
二度目の人生を異世界で』は、94歳で天寿を全うした日本人男性が、神様を名乗る幼女のお願いにより西洋中世ファンタジー風の異世界へと転生させられるという設定の異世界転生小説です。高年齢で人生を積み重ねた主人公が、新たな世界で第二の人生を歩むという独特のコンセプトが特徴で、シリーズ累計部数は100万部、コミック版は200万部を超えています。『
食い詰め傭兵の幻想奇譚』は傭兵を主人公にしたダークファンタジー的な作品で、異なるトーンの物語を手がける多彩さを示しています。作風としては、なろう系の典型的な異世界設定を用いながらも、主人公や物語設定に工夫を加え、読者の予想を超える展開を心がけるアプローチが共通しています。
まいんの作品に入門するなら、代表作『
二度目の人生を異世界で』から始めるのが自然です。ホビージャパンのHJノベルスレーベルから書籍化されており、2018年の騒動後も書籍版は版元による問題表現の改訂を経ており、現在も入手可能です。イラストはかぼちゃが担当しており、ビジュアル面の魅力も特徴です。また『
食い詰め傭兵の幻想奇譚』も異なるテーマを経験したい読者に向いています。ただし2020年の退会以降、新作の発表は確認されていません。既刊作品は書籍版やコミックス版が流通しており、異世界転生ジャンルの歴史を知る上でも重要な位置づけにあります。