城戸みつるは静岡県出身の漫画家です。4コマ漫画を愛読し、その「発想のひねり」「多種多様なシチュエーション」「場面転換のテンポ」を創作の基盤としています。星新一のショートショートや吉田戦車の『
伝染るんです。』も影響源となっています。新人時代は『月刊モーニングtwo』への掲載や、『
まんがタイム』新人4コマ大賞での受賞、赤塚賞での佳作受賞など、複数の漫画賞に挑戦していました。転機はpixiv。「講談社×pixivまんがスカウトFes」への応募がきっかけで、『
北斎先生!!』が話題となり、単行本化の道が開けます。現在は『ジャンプスクエア』での『
カワイスギクライシス』が代表作。「読んでいい気分になる」「軽い気持ちで読める」漫画を志向し、尾田栄一郎やかりあげクンの作者・植田まさしを敬慕しています。
代表作『
カワイスギクライシス』は2019年より『ジャンプスクエア』で連載中の作品です。宇宙帝国「アザトス」の星間調査隊員リザ・ルーナが、地球調査中に猫の可愛さに目覚めてしまう―というSF設定を基調に、日常の温かみとユーモアを描いています。テレビアニメ化もされました。その他『
北斎先生!!』『
ふみんなふみな』『
おやすみ睡魔と夜ふかしJK』『
ハッピィミリィ』など、複数の作品を手掛けています。城戸の作風は、4コマで磨いた場面転換のテンポと笑いのセンスを活かしながら、「読後にいい気分になる」明るさが一貫しています。SFや日常、歴史人物など題材は多彩ですが、軽やかで元気の出る雰囲気は共通しています。
『
カワイスギクライシス』が最新の代表作であり、入門に最適です。『ジャンプスクエア』で連載中であり、単行本は13巻まで刊行されています。作家のルーツを辿るなら、4コマ漫画『
北斎先生!!』から始めるのも良いでしょう。城戸の「軽い気持ちで読める」というコンセプトを知りたければ、『
おやすみ睡魔と夜ふかしJK』のような短編作品もおすすめです。全体的に、ジャンプスクエアや同社の媒体での連載が中心のため、入手しやすい環境が整っています。SF設定ながらも、日常の温かさや猫への愛情など、身近な感情が丁寧に描かれているため、ライトな気持ちで手に取れます。