涼川りんは、日本の漫画家。性別非公開で、マブレックスという別名義でも活動しています。2015年に白泉社の『
ヤングアニマル嵐』で読み切り作品を発表したのち、Web配信サイト『ヤングアニマルDensi』での連載を開始しました。その後『
ヤングアニマル』への移籍を経て、多くの作品を発表しています。涼川りんの作風は、美少女キャラクターを描く可愛らしい絵柄と、そこから大きく逸脱したシュールで奇想天外なギャグのコントラストが最大の特徴。このギャップが読者の予想を次々と裏切り、SNSでの口コミ拡散を生み出す大きな要因となっています。
代表作『
あそびあそばせ』は、遊び人研究会で活動する3人の女子中学生たちの日常を描いたコメディ漫画です。作品コンセプトは「美少女×お遊戯コメディ」で、美しく可愛らしいキャラクター設定からは想像もつかないような顔芸やシュールギャグが次々と繰り出されます。この「表紙詐欺」的なギャップは、単行本発売後のTwitterを中心とした口コミで大きな話題となり、緊急重版が決定するほどの人気を獲得しました。その成功は白泉社のCMで「表紙詐欺」をテーマにした映像制作につながり、アニメ化時にも同様の手法が活かされています。『
りとる・けいおす』など他の作品にも、この可愛らしさと奇抜さのコントラストが共通して見られます。
涼川りんの作品を初めて読むなら『
あそびあそばせ』から入ることをお勧めします。15巻まで刊行されており、シリーズとしてのボリュームも十分です。可愛らしい描画とシュールなギャグのギャップに魅了される快感を体験できる代表作であり、この作家の個性を最も端的に理解できる作品です。その他『
りとる・けいおす』は2巻で完結した作品として、短編的に楽しむことも可能。『
アウトサイダーパラダイス』は連載中の作品です。いずれも白泉社から刊行されており、比較的入手しやすい状況が続いています。