矢寺圭太は1984年生まれ、大阪府出身の漫画家です。大阪芸術大学映像学科に在学中、映像制作の技術を学びながら漫画への道を模索し、2005年に中退。2007年、『
モーニング』51号に掲載された『
マリさん』でデビューを果たしました。その後、複数の媒体での連載を重ねながら、確実に作家としての地盤を固めていきます。2015年には『月刊ヒーローズ』で『
おにでか!』を開始し、2019年には『ビッグコミックスピリッツ』での『
ぽんこつポン子』連載で大きな注目を集めました。近年は講談社の『コミックDAYS』でも精力的に作品を発表するなど、複数メディアでの活躍が続いています。
矢寺の代表作『
ぽんこつポン子』は、静岡県沼津市を舞台にした作品で、作品の舞台地では関連イベントやコラボレーション企画も実施されるなど、地域にも愛される作品となっています。2020年には「次にくるマンガ大賞」コミックス部門にノミネートされました。また、2023年から連載中の『
ずっと青春ぽいですよ』は「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にノミネートされており、最新作でも読者の支持を受けています。矢寺の作風は、登場人物の日常的な生活を丁寧に描きながら、人間関係の温かさやユーモアを引き出すことが特徴です。映像学科出身という背景が活かされ、画面の構成や描写に工夫が見られ、読みやすくて親しみやすい表現が多くの読者に受け入れられています。
矢寺圭太の入門作として、最も知名度が高い『
ぽんこつポン子』から始めることをお勧めします。完結済みの全10巻で、起承転結がまとまっており、作家の世界観を一通り体験できます。より新しい作品を求める場合は、2023年から『コミックDAYS』で連載中の『
ずっと青春ぽいですよ』が最新作として読むことができます。Webマンガ部門にもノミネートされた作品で、連載中のため今後の展開も期待できます。『
おにでか!』は2015年からの作品で、矢寺のキャリア中盤の作風を知る上で参考になるでしょう。複数の出版社での連載があるため、好みのジャンルや媒体に合わせて選ぶのも良いでしょう。