岡野雄一の作品一覧
おかのゆういち
認知症の母との日常を温かくユーモラスに描く、長崎発の漫画家
どんな作家?
岡野雄一は1950年長崎市生まれの漫画家です。父は三菱重工業に勤務しながら短歌の創作活動をしていました。長崎の高校を卒業後、上京してデザインを学び、その後は出版社の編集者として『漫画エロス』の編集長を務めるなど、漫画業界の裏側を長く経験しました。15年間の編集者生活を経て長崎に帰郷し、広告代理店やタウン誌の編集などを経験した後、本格的に漫画家へと転身します。当初は自費出版で作品を制作していましたが、地元書店での売れ行きが認められ、全国発売へと至りました。ペコロスというペンネームは、自身の禿げた頭が西洋玉ねぎに似ていることに由来しており、作品の中でも親しみやすいキャラクターとして活躍しています。
代表作と作風
『ペコロスの母に会いに行く』は、認知症を患った母みつえとの関係を描いたエッセイ漫画です。60代の漫画家である主人公が、89歳の母がグループホームで暮らす様子を面会で見守りながら、日々起こる出来事を綴っていきます。振り込め詐欺への警戒、故人への向き合い方、予測不可能な行動など、認知症という深刻なテーマでありながら、その中に見出せるユーモアと人間らしさが物語を貫いています。作風は切実でありながらもどこか温かく、親子関係の本質に向き合う作品として読者の心に届きます。介護マンガと称されることもありますが、作者自身は単なる介護にとどまらない、親子の交流そのものを描こうとしています。西日本新聞での連載後、現在は東京新聞で『続・ペコロスの母に会いに行く』が連載中です。
この作家を読むなら
岡野雄一の作品を読む場合、『ペコロスの母に会いに行く』から入るのが最適です。この作品は自費出版版と西日本新聞社による全国版として異なるバージョンが存在しましたが、現在は統一されています。既に複数巻が刊行されており、書店やオンラインでの入手が容易です。認知症というテーマに不安を感じるかもしれませんが、実際に読むと親世代との向き合い方を考えるきっかけになる作品です。その後、東京新聞の連載版『続・ペコロスの母に会いに行く』で新たなエピソードを追い続けることができます。テレビドラマ化や映画化もされているため、そうした映像作品を通じて作品世界を拡張させるのも良いでしょう。年代を問わず、家族との関係性について考えたい読者に強く勧められる作品です。
岡野雄一に関するよくある質問
- 岡野雄一の最新作は何ですか?
- 最新作は『ペコロスの母』(2018年2月28日時点)です。
- 岡野雄一の代表作・人気作は何ですか?
- レビュー数の多い代表作は『ペコロスの母』などです。
- 岡野雄一の漫画はどこで読めますか?
- 岡野雄一の作品は各電子書籍ストアで配信されています。ドコヨミ!では各作品のストア別の価格・無料試し読みを比較できます。