仲間りょうは沖縄県宮古島市出身の漫画家。2010年に高知新聞の黒潮マンガ大賞で入選経験を持ち、2012年に本気で漫画家志望となるため沖縄県立芸術大学を中退しました。当初はストーリー漫画を描いていましたが、「何か違うな」と感じてギャグ漫画へ転向。アルバイトで資金を貯め、2013年1月に上京しました。同年3月の初持ち込みで週刊少年ジャンプ編集部の評価を受け、わずか3ヶ月後の6月には『
ONE PIECE』の代理原稿として『
磯部磯兵衛物語』がデビュー作となります。デビューから約4年という異例のスピードで連載化を実現させ、少年ジャンプの次代を担うギャグ漫画家として注目されています。
代表作『
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』は、グダグダに生きるダメな武士・磯部磯兵衛を浮世絵的な画風で描くギャグ漫画です。2013年から2017年まで週刊少年ジャンプで連載され、連載開始と同時にアニメ化が発表されるという少年ジャンプ史上初の快挙を成し遂げました。2024年にはWOWOWで実写ドラマ化もされています。次の連載『
高校生家族』は、その名の通り高校生である家族たちの日常をコメディタッチで描く作品。仲間りょうの作風は、古典的な浮世絵や伝統的な世界観を現代のギャグ表現と融合させる独特のセンスが特徴です。好きなギャグ漫画は『ギャグマンガ日和』『
世紀末リーダー伝たけし!』など、個性的で創意工夫に満ちた作品ばかり。その影響が彼のオリジナリティあふれるギャグ世界に色濃く反映されています。
仲間りょうの入門作は何といっても『
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』です。全16巻で完結しており、独特の浮世絵的な世界観とテンポの良いギャグが特徴。週刊少年ジャンプでの連載作品のため、入手性も良く現在も各種版で読むことができます。次のステップとして『
高校生家族』(全11巻、完結)へ進むのがおすすめ。二つの作品を読めば、仲間りょうのギャグ表現の幅広さが理解できます。また、2024年刊行の『
仲間りょう画業10周年記念 磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜 拙者のこと忘れてなかったよね…で候』は、ファン必携の記念作品となっています。