来栖ハイジは、日常の中にある小さな違和感や意外性を温かまなタッチで表現するマンガ家です。作風はほのぼの系・日常系に分類されながらも、タイトルの付け方から感じられるように、一見ほのぼのとした風景の中に「先生が仏頂面」「悪い人」「狼パパが羊ズラ」といったちょっと変わった設定やキャラクター性を忍び込ませることが特徴です。複数の連載作品を手がけており、短編から中編程度の作品を多く発表しています。電子限定のおまけを付ける工夫からも、読者との直接的なつながりを大切にする姿勢が伝わります。
最大の代表作は『
先生は仏頂面してやってくる』で、4巻に達する連載作品として最も多くのレビューを集めています。このタイトルが示す通り、来栖ハイジの魅力は「見た目や設定と実態のギャップ」にあります。『
あなたはわるいひと』は8巻まで進む長編で、タイトルが示唆する道徳的な問い掛けを日常の物語の中に織り込んでいます。『
狼パパは羊ヅラしてやってくる』も同様に、外見や態度と本質のズレを活かしたストーリー構成です。全体的に、キャラクターの意外な一面を丁寧に掘り下げ、読者の予想を良い意味で裏切る展開が共通しており、絵柄は親しみやすく柔らかな印象です。
来栖ハイジの作風をもっとも知りやすいのは、レビュー数の多さが実績を示す『
先生は仏頂面してやってくる』からの入門がおすすめです。電子限定おまけが付いているため、電子版での購読で作家と読者の距離の近さも体験できます。次に『
あなたはわるいひと』へ進むと、より長編的な物語世界を楽しめます。すべての作品が連載中のため、最新話を追いながら新作の発表も期待できる状態です。短編『
狼パパは羊ヅラしてやってくる』や『
どら猫とサカナ』も1巻完結または短編として、気軽に手に取りやすい作品となっています。電子書籍での配信が中心のようなので、各電子書店での購入・購読が主な入手方法です。