泉朝樹は沖縄県出身の漫画家で、1985年生まれ。2006年に『ネンドウ』で第37回ジャンプ十二傑賞を受賞し、同年『Go!Go!ジャンプ』でデビューしました。デビュー後は複数の著名漫画家のアシスタント活動や読切作品を手がけながら、2018年に転機を迎えます。Twitterで発表した『
見える子ちゃん』が6万回以上のリツイートと18万以上のいいねを獲得する話題となり、その勢いのままComicWalkerで連載開始。Web発の作品とは思えない熱量で一気に大衆作家へ登り詰めました。現在は漫画家としての活動のほか、ゲーム実況者やYouTuberとしても活動しており、メディア横断的な活躍を見せています。妻は同じく漫画家のいずみえも。
最大の代表作『
見える子ちゃん』は、ある日突然、普通の人間には見えない怪異が視えるようになった女子高生を主人公とする作品です。2018年11月からComicWalkerで連載を開始し、2021年10月にはテレビアニメ化、2025年6月には実写映画公開と、あらゆるメディア展開を果たしました。単行本の累計発行部数は2025年3月時点で330万部を突破しており、Web連載作の成功例として業界内でも注目されています。怪異という一見ホラーの題材を扱いながらも、コメディ調の軽いテンポで読み手を引き込む泉のセンスが生きた作品。登場人物たちとの関わりを通じて、怪異そのものの謎も少しずつ解き明かされていく構成も特徴です。絵柄は親しみやすく、キャラクターの表情豊かな描写で日常のユーモアを効果的に表現しています。
泉朝樹の現在の活動の中心は圧倒的に『
見える子ちゃん』です。デビュー作からの経歴はありますが、作家としての確立された作風を知りたいなら、やはり『
見える子ちゃん』から始めるのが正解。話題性も高く、アニメ版を先に観た読者も多いかもしれません。単行本は2019年4月から継続的に刊行されており、2025年3月時点で14巻まで続いており、全巻容易に入手可能です。Web連載版はComicWalker内の『WebComicアパンダ』で無料配信されているため、試し読みも気軽にできます。軽妙なホラーコメディの雰囲気を掴むなら、1巻の序盤数話を読むだけでもこの作家の魅力は十分に伝わってくるでしょう。